愛媛県でしか育たない高級柑橘「紅まどんな」
2025/02/08
柑橘王国・愛媛県には、多くの魅力的な品種の柑橘がありますが、その中でも特に希少で高級なもののひとつが「紅まどんな」です。
ゼリーのようなとろける食感と、濃厚な甘みを持つこの柑橘は、愛媛県でしか生産されない特別な果物です。
今回は、紅まどんなの特徴や美味しさの秘密、旬の時期やおすすめの食べ方について詳しくご紹介します。
目次
「紅まどんな」とは?
紅まどんなは、愛媛県のオリジナル品種で、
「南香(なんこう)」と「天草(あまくさ)」という柑橘を掛け合わせて誕生しました。
品種名は「愛媛果試第28号」です。
最大の特徴は、そのゼリーのように柔らかい果肉!
果汁がたっぷりで、口に入れるとプルンとした食感が広がり、まるでスプーンで食べるゼリーのような滑らかさです。
また、糖度が高く、酸味は控えめ。
オレンジのような濃厚な甘みがありながら、後味はすっきりしていて、上品な味わいが楽しめます。
愛媛県でしか育たない理由
紅まどんなは、愛媛県の温暖な気候と独自の栽培技術があってこそ育つ特別な柑橘です。
生産が許可されているのは愛媛県内の登録農家のみで、厳しい基準をクリアしたものだけが市場に出回ります。
また、紅まどんなの果肉はとても繊細で、皮が薄くて傷つきやすいため、収穫や輸送にも細心の注意が必要です。
そのため、他の地域での大量生産が難しく、愛媛県以外では栽培されていません。
旬の時期と販売期間
紅まどんなが市場に出回るのは 11月下旬から12月下旬 の約1か月間だけ。
ちょうど冬の贈り物シーズンにぴったりの高級柑橘として、贈答品としても大人気です。
収穫量が限られているため、毎年予約販売で完売することも多く、「幻の柑橘」とも呼ばれるほどの希少価値があります。
ちがう名前で同じ品種
紅まどんなは、見た目の美しさや形の良さも重要視される高級柑橘です。
そのため、表面に傷がついたものや形が少し歪んでいるものは、市場に出回る際に「紅まどんな」としてではなく、別の名前が付けられることがあります。
「〇〇まどんな」や、品種名の愛媛果試第28号から名前をとった「愛果(あいか)」といった名称で販売されることがあり、見た目の違いはあっても、品種は紅まどんなと同じです。
果肉の柔らかさや濃厚な甘み、ジューシーさはそのまま楽しめるため、お得に紅まどんなの味を楽しみたい方にはおすすめです。
紅まどんなの美味しい食べ方
紅まどんなは、皮が非常に薄いため、一般的なみかんのように手でむくのではなく、 ナイフを使ってカットするのがおすすめ です。
おすすめの食べ方
• スマイルカット(オレンジのようにくし形に切る)
• 輪切り(横にスライスして、そのままスプーンですくって食べる)
• ジュースやスイーツにアレンジ(果汁が多いため、ゼリーやシャーベットにすると絶品)
当店では、惜しくも贈答用に選ばれなかった紅まどんなを「今月の柑橘サワー」という自家製のサワーにしています。
(2025年2月限定で、なくなり次第終了です。)
過去に柑橘サワーの作り方を記事にしていますので、よろしければそちらもご覧ください。
紅まどんなが人気の理由
紅まどんなは、その希少性と高級感、そして他の柑橘にはない独特の食感から、多くの人に愛されています。
人気の理由
• ゼリーのような食感とたっぷりの果汁
• 高い糖度と上品な甘さ
• 愛媛県限定生産の希少価値
• 冬の贈答品としての特別感
特に贈り物としては、「他では手に入らない特別な柑橘」として喜ばれることが多く、大切な人へのプレゼントやお歳暮にも最適です。
まとめ
紅まどんなは、愛媛県でしか生産されない特別な高級柑橘です。
ゼリーのような食感と濃厚な甘みが特徴で、一度食べると忘れられない美味しさがあります。
収穫時期が限られているため、市場に出回るのは冬の短い期間だけ。
見つけたらぜひ手に取って、その特別な味わいを楽しんでみてください。
愛媛県が誇る「紅まどんな」、ぜひ一度味わってみませんか?