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焼鳥の定番「ねぎま」の秘密!実は「まぐろ」だった!?

焼鳥の定番「ねぎま」の秘密!実は「まぐろ」だった!?

焼鳥の定番「ねぎま」の秘密!実は「まぐろ」だった!?

2025/02/17

焼鳥といえば、定番メニューのひとつ『ねぎま』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

 

鶏肉とねぎが串に刺さったシンプルな見た目ながら、ジューシーな鶏肉と香ばしいねぎの組み合わせが絶妙で、多くの人に愛される串焼きです。

 

ところで、『ねぎま』の名前の由来をご存じでしょうか?

「ねぎ」と「間(あいだ)」に具材を挟んでいるから『ねぎ間』と思っている方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。

 

『ねぎま』の「ま」は、なんと『まぐろ』を指しているのです!

 

今回は、そんな『ねぎま』の歴史や由来について詳しくご紹介します。

目次


    ねぎまの「ま」は「まぐろ」だった

    現在のねぎまは、鶏肉とねぎを組み合わせた串焼きとして親しまれています。

     

    しかし、その名前の由来をたどると、かつては鶏肉ではなく『まぐろ』が使われていたことがわかります。

    『ねぎま』とは、「ねぎ」と「まぐろ」を組み合わせた料理のこと。

     

    実際に江戸時代には『ねぎま鍋』という鍋料理が庶民の間で親しまれていました。

    当時は冷蔵技術が発達していなかったため、生魚を保存するのが難しく、まぐろも加熱して食べるのが一般的でした。

     

    そのため、脂がのったまぐろのトロの部分とねぎを組み合わせた鍋料理が生まれ、『ねぎま鍋』として江戸の人々に愛されるようになったのです。

     

    この料理の名前が後に串焼きへと受け継がれ、現在の『ねぎま』の名称につながっています。


    なぜまぐろではなく鶏肉になったのか?

    江戸時代には庶民の間で親しまれていた『ねぎま鍋』ですが、時代が進むにつれて次第に変化が生じます。

    その大きな理由は、まぐろの価格が高騰したことでした。

     

    まぐろの漁獲量や需要の変化により、次第に高級食材となっていったため、庶民が手軽に食べることが難しくなってしまいました。

    その代わりに登場したのが、手に入りやすい鶏肉です。

     

    鶏肉は脂の旨みが強く、ねぎとの相性も抜群でした。

    屋台文化の発展に伴い、ねぎまを焼くようになり、焼鳥の定番メニューとして定着していったのです。


    時代と共に変化する鶏肉の価値

    現在、日本各地でさまざまな種類の鶏が育てられています。

    スーパーなどで手に入る一般的な若鶏から、流通量が限られた高価な地鶏まで、その種類や特徴は多岐にわたります。

    そのため、「鶏=安価で手に入りやすい食材」という概念は、もはや過去のものになりつつあります。

     

    特に、こだわりをもって育てられた地鶏は、ただの食材ではなく、一つの「特別な味わい」として扱われる存在です。

    飼育方法やエサにこだわることで、味わい深く、しっかりとした弾力のある肉質になり、その価値は江戸時代のまぐろにも匹敵すると言えるでしょう。

     

    実際に、江戸時代の「ねぎま鍋」では、当時高級食材だったまぐろが使われていましたが、現在の「ねぎま」にもこだわりの鶏を使用することで、まぐろと同じように特別感のある一品へと進化しています。

    鶏肉の持つ旨みを最大限に引き出し、丁寧に焼き上げることで、まさに「食材の価値を楽しむ料理」となっているのです。

     

    ねぎまの歴史が巡り巡って、今再び「こだわりの食材を味わう料理」としての価値を持つようになったのは、とても興味深いことではないでしょうか。


    ねぎまに欠かせない「ねぎ」の魅力

    ねぎまには、鶏肉が重要なのはもちろんですが、「ねぎ」も重要な役割を果たしています。

     

    ねぎは加熱することで甘みが増し、鶏肉のジューシーな脂と合わさることで格別の美味しさを生み出します。

    特に、炭火で焼いたねぎは香ばしさが増し、より深みのある味わいになります。

     

    また、ねぎの爽やかな風味が、鶏肉の濃厚な旨みを程よく調和させ、くどさを感じさせません。

     

    さらに、焼いたねぎは消化が良く、胃腸の負担を和らげる効果も期待できます。


    ねぎが最後でも構わない

    当店の「ねぎま」は、一般的なねぎまとは少し違い、ねぎを最後に配置しています。

     

    こうすることで、ねぎがお口直しの役割も果たします。

    脂がのったジューシーな鶏肉を堪能した後、ねぎの爽やかな風味で口の中がさっぱりとし、最後まで飽きることなく楽しめるのが特徴です。

     

    当店のねぎまには、媛っこ地鶏のもも肉を使用しています。

    しっかりとした弾力と濃厚な旨みが味わえ、皮はパリッと香ばしく、身はしっとりジューシー。

    さらに、ねぎのシャキッと感とろっと感が加わることで、一本の串でさまざまな食感のコントラストを楽しめます。

     

    また、秋から冬にかけては「難波葱(なんばねぎ)」を使用しています。

    かつて大阪の難波で栽培され、現在は大阪府松原市の名産品となっている葱です。

    香り高く、甘みが強く、とろっとした食感が特徴で、焼鳥との相性も抜群です。


    まとめ

    「ねぎま」という名前の由来は、実は「ねぎ」と「まぐろ」を意味しており、江戸時代にはまぐろを使った鍋料理として親しまれていました。

     

    その後、まぐろの代わりに鶏肉が使われるようになり、現在の焼鳥の定番メニューへと変化しました。

     

    ねぎまの魅力は、鶏肉とねぎの絶妙な組み合わせにあります。

    鶏肉のジューシーな旨みと弾力、皮の香ばしさ、そしてねぎのとろっとした甘みが、一串の中でバランスよく調和しています。

     

    当店では、こだわりの媛っこ地鶏を使用し、ねぎを最後に配置する独自のスタイルで提供しています。

    さらに、秋冬に使用している香り高く甘みの強い「難波葱」は絶品です。

     

    昔から親しまれてきた「ねぎま」の歴史やこだわりを知ることで、さらに美味しく感じられるはず!

    ぜひ当店のねぎまを味わってみてください。

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