焼鳥の「はつ」はどこの部位?
2025/07/25
焼鳥のメニューで見かける「こころ」「ハート」「はつ」という名前。
実はこれははすべて鶏の「心臓」のことを指しています。
当店では「はつ」と記載していますが、お客様から「はつって何ですか?」と聞かれたり、「こころは無いんですか?」と言われることもありました。
今回は、そんな「はつ」について詳しくご紹介したいと思います。
目次
「はつ」「こころ」「ハート」は同じ部位
「はつ」「こころ」「ハート」。
実は、これらはすべて鶏の心臓(heart)を指す言葉です。
「はつ」…英語の「heart」がなまったもの。
「こころ」…日本語そのままの呼び名。
「ハート」…カタカナでそのまま英語表記。
つまり、呼び方の違いはあっても、どれも同じ部位なんです。
飲食店によって使われている表記が異なるため、「はつってなんだ?」「このお店には、こころはないのかな」と疑問を感じるのも無理はありません。
実は希少部位
鶏の心臓は、1羽に1つしかない希少な部位。
焼鳥屋では一串に2〜3羽分の心臓が使われることが多いため、鶏には心臓が複数個あるかのように錯覚される方もいます。
お客様にも「はつは希少部位なんですよ。1羽に1つしか心臓はないので。」とお話しすると「あ!そっか!...」と改めて驚かれる方もいます。
はつって、どんな味?
心臓というとクセがある印象を持たれる方もいらっしゃいますが、下処理さえ丁寧に行えばクセは少なく、むしろ上品な旨味とほどよいコクを感じられる部位です。
しっかりとした弾力がありながらも柔らかく、噛むほどに旨味がじんわりと広がります。
同じ内臓系の肝やずりとはまた異なり、ぷりっとした食感と程よく脂がのった非常にバランスのいい部位だと言えます。
「はつ元」とは?
ちなみに、焼鳥屋で見たことがある方もいらっしゃるであろう「はつ元」は、心臓と肝を繋いでいる血管部分のこと。
脂がのっていて血管ということを忘れてしまうほどに旨みたっぷりの部位です。
こちらはさらに希少で、一串打つのに約10羽分を要します。
「はつ元」のほかに「つなぎ」「こころのこり」などと呼ばれています。
まとめ
「はつ」は、焼鳥における心臓の部位。呼び名こそ「はつ」「こころ」「ハート」と様々ありますが、いずれも同じ部位を指しています。
見た目に反して食べやすく、ぷりっとした歯ごたえと旨みが特徴です。
同じ部位でも、店ごと、焼き師ごとに味が異なりますので、ぜひ様々なお店で食べてみてくださいね。
ちょっとした知識を持って食べると、より美味しさが増すかもしれません。

