焼鳥の希少部位「おたふく」はどこの部位?
2025/04/30
焼鳥のメニューを見ていて、もしかしたら「おたふく」という名前を目にしたことがあるかもしれません。
しかし、この名前を聞いても、「おたふくって何だろう?」と首をかしげる方も少なくないはず。
実は「おたふく」とは、非常に珍しい部位で、他ではなかなか食べることができないため、焼鳥通にはたまらない部位でもあります。
今回はこの「おたふく」の部位について、その特徴や由来、味わいについて詳しくご紹介します。
目次
「おたふく」とはどこの部位?
焼鳥における「おたふく」とは、「胸腺」や「リンパ腺」の部分を指します。
部位としては、喉の下から心臓にかけて、喉仏の下あたりの部位を指します。
この部位は非常に希少で、一般的にはあまり出回らないため、焼鳥屋で見かけることは少ないかもしれません。
しかし、珍しい部位だけに、その味わいは独特で、当店でも非常に人気のある部位です。
おたふくの名前の由来
「おたふく」という名前を聞くと、どうしても「おたふく風邪」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実際、「おたふく」という名前は、風邪をひいて耳が腫れる「おたふく風邪」から由来しています。
おたふく風邪は、ウイルスによって喉のリンパ腺が腫れる病気で、その腫れた部分を指すため、この部位が「おたふく」と呼ばれるようになったと言われています。
「おたふく」の別名
「おたふく」にはいくつかの別名が存在します。
例えば、別名として「胸腺」や「リンパ」、さらには「シビレ」などと呼ばれることがあります。
これらは、部位としての特徴や、部位が持つ性質を反映した名前です。
特に「シビレ」に関しては、主に牛の胸腺のことを指しますが、同じ部位であることから鶏の胸腺も「シビレ」と呼ぶことがあるようです。
ちなみに「シビレ」は、「スイートブレット」という名称で親しまれている牛の胸腺が、なまって「シビレ」と呼ばれるようになったそうです。
このように、部位名に関しては店ごと、地域ごとに違いがあります。
おたふくの食感と味わい
おたふくの特徴的な部分は、その味わいと食感です。
まず最初に感じるのは、白子のようなクリーミーで甘みのある脂の部分です。
この脂身は非常に濃厚で、口に入れるとまろやかさが広がります。
しかし、ただの脂ではなく、噛むほどに味が染み出してくるような深い味わいがあり、その後に感じるのは「くにゅっプリッ」とした食感です。
この絶妙なバランスが、おたふくを一度食べたら忘れられない味わいにしているのです。
おたふくの希少性と食べ方
おたふくは、非常に希少な部位であるため、取り扱っている焼鳥屋は限られています。
また、鶏の胸腺部分はあまり多く取れないため、一度に多く仕入れることが難しく、その希少性を高めています。
当店でも提供していますが、一串で約3羽分使用しています。
人気かつ仕入数に限りがあるため、品切れになることもある希少部位です。
当店ではたれで仕上げて提供しています。
おたふくの脂が当店のたれによく合います。
まとめ
焼鳥の希少部位「おたふく」は、喉の下から心臓の上部にかけて位置する胸腺部分を指し、独特のクリーミーな脂とくにゅっプリッとした食感が特徴です。
「おたふく風邪」から名前がついたその部位は、脂身の甘さと旨味が調和した美味しさです。
その希少性から、焼鳥屋でもなかなか出会えない部位ですが、もし目にしたらぜひ一度挑戦してみてください。
その美味しさに驚くこと間違いなしです!


