実体験を元にメニューを新しくしました!
2025/01/28
新年になると同時に、当店ではメニューを一新しました。
毎回、手作りでメニューを用意していますが、今回はこれまでの経験をもとにさまざまな工夫を凝らしてみました。
その結果、注文数やお客様の反応が大きく変化しました。
この記事では、私が実践した手作りメニューの作り方と、改善のポイントをご紹介します。
自分でも簡単に作れるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
メニューの役割とは
メニューは、単なる料理のリストではなく、店のコンセプトや雰囲気をお客様に伝える重要なツールです。
また構成やデザイン次第で、注文を左右できます。
◼︎ 店のコンセプトや雰囲気の反映
メニューは店舗のコンセプトや雰囲気を反映するものであり、顧客体験を向上させる役割を持ちます。
店舗の価格帯やコンセプトに合わせて、デザインや言葉遣い、フォント、色合いなどを選ぶべきです。
また、メニューのデザイン要素は、店舗全体のインテリアや看板などと統一感を持たせることが重要です。
◼︎ 注文を左右するツール
メニューの構成により、お客様に見やすさと選びやすさを提供しつつ、注文を誘導することができます。
おすすめメニューを強調したり、ページの順番を意識したり、様々な方法があります。
実際に今回のメニュー変更後、数日で注文内容に明らかな変化が見られました。
昨年までの悩み
昨年まで使用していたメニューに関して、いくつかの悩みがありました。
悩み① メニューを開いてもすぐに閉じてしまい、口頭で「〇〇ある?」と質問してくる方が多い。
悩み② 一品料理の注文が少ない。
上記の悩みからわかったことは、メニューが見にくいのではないかということでした。
新しいメニューにすることで以下の点を目標にしました。
目標① メニューを見てスムーズに注文が行えるようにする。
目標② メニューを見やすくすることで、選びやすくし、一品料理の注文を増やす。
目標③「ちょっといい焼鳥屋」の印象を与える。
新しく変更したポイント
今回のメニュー変更では、以下のポイントに注目して改善を行いました。
1. 紙を変更
しっかり感を出すために紙の素材を見直しました。
以前は真っ白なコピー用紙を使用していましたが、今回はクリーム色の画用紙を選びました。
厚みのある紙を使うことで、手に取ったときの重厚感が「ちょっといい焼鳥屋」の印象を与えます。
また、クリーム色はリラックス感と非日常感を演出します。
和風のエンボス加工が特に気に入りました。
2. フォントを変更
以前は楷書体を使用していましたが、今回は見出しをゴシック体、メニュー名を明朝体に変更しました。
柔らかめのフォントを選び、余白を多く取ることで高級感と読みやすさを向上させました。
また、価格のフォントを小さく細字にすることで、メニュー名が目立つように工夫しました。
3. メニューブックの開き方を変更
以前は縦開きで縦書きでしたが、今回は横開きで横書きに変更しました。
これにより、数字を漢数字から算用数字に変えることができ、メニュー名と価格にメリハリがつき、視覚的に見やすくなりました。
4. ページの順番を変更
以前は、焼鳥に注目してほしいという思いから「焼鳥コース、焼鳥、一品料理、〆もの、ドリンク」の順番でしたが、変更後は「ドリンク、焼鳥コース、一品料理、焼鳥、〆もの」の順番にしました。
一般的な注文の順番だとドリンクからが多いと思うので、ドリンクを初めに変更しました。
その後のページはお客様が注文しやすい順番や、おすすめメニューを前に持ってくることを意識しました。
メニュー変更後の変化
メニューの変更後、お客様の反応にも明確な変化が見られました。
・「見やすくなった」というお声が多く寄せられた。
・メニューを熟読してくれるお客様が増えた。
・一品料理の注文が増加した。
・注文のやりとりがスムーズになった。
注文が増えたことで客単価アップにもつながり、注文がスムーズになったことで営業中の動きにも余裕ができました。
その分お客様と多くお話することができるようになりました。
このようなコミュニケーションを通じて、お客様との距離が縮まり、より良い店づくりができていると実感しています。
メニュー変更の効果が、店全体の雰囲気をより良い方向へ導いていることを嬉しく思っています。
まとめ
メニューを工夫することで、店のコンセプトや雰囲気を効果的に伝えることができます。
また、メニューの変更は売上にも直結する重要なポイントです。
今回の改善を通じて、メニューの構成やデザインがどれほどお客様の行動に影響を与えるかを実感しました。
これからもさらに工夫を凝らし、より良い顧客体験を提供していきたいと思います。