焼鳥の希少部位「つなぎ」はどこの部位?
2025/02/19
焼鳥のメニューで「つなぎ」を聞いたことはありますか?
どこの部位なのかピンとこない方も多いかと思います。
「つなぎ」はその名の通り、ある部位と部位をつなぐ役割を持つ部位ですが、実はとても希少で、一羽からわずかしか取れない貴重な部位なのです。
今回は、そんな焼鳥の隠れた逸品「つなぎ」の魅力について詳しくご紹介します。
目次
「つなぎ」はどこの部位?味わいは?
「つなぎ」とは、鶏の心臓(ハツ)と肝(レバー)をつなぐ血管部分のことを指します。
具体的には、心臓に血液を送る大動脈であり、鶏の体内で非常に重要な役割を果たしている部位です。
血管と聞くと「ちょっと食べるのに抵抗がある…」と感じる方もいるかもしれませんが、実はこの部位「独特の弾力とジューシーな旨みがクセになる」と人気の部位です。
心臓(ハツ)と肝(レバー)の間にあるため、内臓系が苦手な方には敬遠されますが、実際は肝のようなクセや苦みはほとんどなく、どちらかというとハツに近い弾力と、ジューシーな食感が特徴です。
また、適度な脂がのっており、噛むとじゅわっと旨みが広がるのも魅力のひとつ。
肝の風味が苦手な方でも食べやすいので、ぜひ一度試していただきたい部位です。
「つなぎ」の別名とは?
実は「つなぎ」には、いくつかの別名があります。
焼鳥屋によって異なる名前で提供されていることもあるので、以下の名前を知っておくと、他のお店でも出会えるかもしれません。
◼︎はつもと
心臓(ハツ)の根本にあることから、この名前がつきました。
◼︎こころのこり
心臓(=こころ)を捌いた際に、最後に残る部位であることが由来です。
どの名前も、心臓と肝をつなぐという特徴から生まれたものです。
お店によっては、これらの名前でメニューに載っていることもあるので、見つけたらぜひ注文してみてください。
焼鳥の「つなぎ」は塩?タレ?
つなぎは、タレで提供されることが多いですが、当店では塩で提供しています。
タレは甘辛い味付けがしっかり絡み、ジューシーな脂と相性抜群です。
一方で、塩はシンプルながらも、素材の旨みをダイレクトに楽しめるのが特徴。
当店では、丁寧な下処理を施すことで、臭みのない、クリアな味わいに仕上げています。
そのため、塩でも美味しく味わっていただけます。
一羽の鶏からごくわずかしか取れないため、メニューには載せておらず、数量限定の希少部位となっています。
「今日はつなぎ、ありますか?」と聞いていただくと、その日の仕入れ状況によってはご提供できるかもしれません。
まだ食べたことがない方は、ぜひ一度味わってみてください。
まとめ
◼︎ 心臓と肝をつなぐ血管部分
◼︎ 一羽からごくわずかしか取れない希少部位
◼︎ はつのような弾力がありジューシーで濃厚な旨み
◼︎「はつもと」「こころのこり」など、焼鳥屋によって異なる名前で提供される
◼︎タレで提供するお店が多いが、当店では塩で提供している
焼鳥が好きならぜひ一度は食べてほしい「つなぎ」。
次に焼鳥屋へ行った際には、ぜひチェックしてみてください。