焼鳥の「串打ち」とは?
2025/04/03
焼鳥屋では、串に鶏肉を刺すことを「串打ち」と言います。
一般的には「刺す」という表現を使いそうな場面ですが、なぜ「打つ」という言葉が使われるのでしょうか?
焼鳥を食べたことがある人でも、「串打ち」という言葉を耳にする機会は意外と少ないかもしれません。
今回は、焼鳥における「串打ち」の意味と、「打つ」という言葉が使われる理由について詳しくお話しします。
目次
串打ちとは?
「串打ち」とは、焼鳥の串に鶏肉を刺していく作業のことを指します。
串打ちの作業は単純そうに見えますが、実は技術が必要です。
適切な大きさに切り分けた鶏肉を、適切な間隔で串に刺していくことで、焼きムラを防いだり、美味しく焼き上がるようにしています。
また、部位によって打ち方を変えることで、食感や焼き上がりを最適にする工夫もされています。
「打つ」と表現するのはなぜ?
「串打ち」という言葉には、「串に刺す」という意味がありますが、なぜ「打つ」という表現が使われるのでしょうか?
「打つ」という言葉には、さまざまな意味があります。一般的な辞書には、以下のような意味が載っています。
◼︎ 刺す
◼︎ 叩く
◼︎ ぶつける
◼︎ 切る
◼︎ 事を行う
これらは辞書に記載されている意味の抜粋です。
焼鳥の串打ちの場合は、「刺す」意味として「打つ」が使われます。
一般の方が串打ちという表現に違和感を感じるのは、日常生活で串を使うことが少ないためかと思います。
ホームランを打つ、戸棚で頭を打つ、寝返りを打つなどと同じように、串を打つという表現は自然なものと言えます。
また、「刺す」という言葉は、料理の場面以外では鋭利なものを人体に突き立てるようなイメージを持たれやすい言葉です。
そのため、食べ物に関する作業では、「打つ」という柔らかい表現を使うことで、より良い印象を持たせている可能性もあります。
「打つ」が使われるほかの料理表現
「打つ」という言葉は、焼鳥の串打ち以外にも、さまざまな料理の場面で使われています。
1. そばやうどんの「打つ」
そばやうどんを作る工程は「そば打ち」「うどん打ち」と呼ばれます。これは、粉を練ったあとに、叩くように伸ばしていく作業が含まれるため、「打つ」という言葉が使われていると考えられます。
2. 千切りの「打つ」
野菜を細かく切る「千切り」も、「千に打つ」と表現されることがあります。これは、「打つ」に「切る」という意味が含まれているためです。
3. 魚の「打ち身」
魚をおろした際の切り身や刺身は、「打ち身」と呼ばれることがあります。この表現も、「切る」という意味からきていると考えられます。
このように、「打つ」という言葉は料理の世界でさまざまな使われ方をしているのです。
まとめ
「串打ち」という言葉は、焼鳥屋の仕込みである鶏肉を串に刺す作業を指します。
一般的には「刺す」と言いそうな場面ですが、「打つ」という表現が使われています。
また、「打つ」という言葉は、そば打ちや千切り、刺身の打ち身など、料理の世界ではよく使われる表現でもあります。
焼鳥を食べる際に、「この串はどのように串打ちされたのだろう?」と考えてみると、より一層楽しめるかもしれませんね。
当店でも、一本一本丁寧に串打ちをした焼鳥をご提供しています。
焼鳥の奥深さを感じながら、ぜひお召し上がりください!