焼鳥の希少部位「ソリレス」はどこの部位?
2025/02/20
「ソリレス」という部位をご存知でしょうか?
焼鳥屋で見かけたことはあるけれど、「どこの部位かわからない」「食べたことがない」という方も多いかもしれません。
実はこの「ソリレス」、フランス語で「これを残すものは愚か者だ!(Sot-l’y-laisse)」という意味を持つほど、美味しいとされる希少部位なのです。
しかし、一羽からわずか2個しか取れず、見つけるのが難しいことから、なかなか食べる機会が少ない部位でもあります。
今回は、そんな焼鳥の希少部位「ソリレス」について、その特徴や美味しさをご紹介します!
目次
ソリレスとはどこの部位?
「ソリレス」は、鶏のもも肉の一部で、ももの付け根に位置しています。
具体的には、腰骨のくぼみに隠れるように存在し、肉を捌く際に見つけるのが難しいことでも知られています。
歩く際によく動かす部位なので、非常に引き締まった肉質を持っているのが特徴です。
筋肉質で弾力があり、しっかりとした歯応えが楽しめます。
一羽からわずか2個しか取れない
「ソリレス」は、一羽の鶏からたった2個しか取れないため、非常に希少な部位です。
そのサイズはピンポン玉ほどの大きさです。
焼鳥屋で提供するためには、何羽もの鶏を捌かなければならず、提供できる数が圧倒的に少なくなります。
そのため、メニューに載せられていることは少なく、入荷があった時にだけ提供される限定メニューとして扱われることがほとんどです。
名前の由来
「ソリレス」という呼び名の由来はフランス語で、「これを残すものは愚か者だ!(Sot-l’y-laisse)」という意味です。
これは、ソリレスが非常に美味しいにもかかわらず、骨から取り出すのが難しく、昔は捨てられてしまうこともあったため、そう名付けられたと言われています。
また、英語では「チキンオイスター(chicken oyster)」と呼ばれています。
日本語には、ソリレスを指す特別な言葉はなく、そのまま「ソリレス」と呼ばれることが一般的です。
また、「そり」という略称で呼ばれることもあります。
どんな味わい?
「ソリレス」はもも肉の一部なので、食感はもも肉に近いものの、より引き締まった肉質で弾力があり、食べ応えが抜群です。
もも肉を凝縮したような味わいで、噛めば噛むほどジューシーな肉汁が溢れます。
当店のソリレスは皮付きにし、同じく希少部位のアカと一緒に提供しています。
ちなみに、アカは内腿のお肉です。
皮のパリッとした食感と、ソリレスのしっかりとした歯応えのコントラストが楽しめます。
まとめ
◼︎ ももの付け根にある隠れた部位
◼︎ 一羽から2個しか取れない希少部位
◼︎ 弾力があり、しっかりとした歯応えと濃厚な旨み
◼︎ フランス語で「これを残すものは愚か者」という意味
「ソリレス」は、焼鳥屋でもファンが多い希少部位です。
しかし、手に入る数が限られているため、いつでも食べられるわけではありません。
もし焼鳥屋で「ソリレス」を見かけたら、ぜひその美味しさを味わってみてください。
当店でも数量限定で提供していますので、ぜひご賞味ください。